お誕生日や記念日などの特別な日にも
なんて思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで必要になるのが生クリーム。
ケーキやお菓子の上にのっけたり塗ったりととても活躍してくれます。
でも、泡立てるのって意外と大変!
いざ、泡立てようと試みて、
なんて経験はありませんか?
泡立たない理由は何なのでしょう。
水が入るとダメのようですが、どういうことなのでしょうか。
泡立たなかった生クリームはレモンで解決できる?
調べてみたのでさっそくみていきましょう!
生クリームが泡立たない・固まらない理由は?

生クリームが泡立たない、固まらない理由は次のようなことがあげられます。
理由①:植物性のクリーム
生クリームの種類は以下の3つです。
- 動物性
- 植物性
- 動物性と植物性を混合したもの
生クリームは、「乳脂肪率が高いほうが泡立つ」という性質があります。
植物性のクリームは、植物性油脂で作られた代替品です。
そのため、なかなか泡立ちません。
ちなみに「生クリーム」と呼ばれるのは、生乳のみ(動物性脂肪)を原材料としたものです。
他のものが入っている場合は「ホイップクリーム」と呼びます。
理由②:乳脂肪分の低いクリーム(35%以下)
上記の通り、生クリームは乳脂肪率が高いほうが泡立ちます。
乳脂肪分35%の生クリームは45%のものに比べて、空気を多く取り込み、軽い口あたりなのです。
しかし、サラッとしているので、 固まりにくいのが特徴です。
理由③:室温が高い
冬場なら特に問題はないのですが、夏場など気温や湿度が高い時期は注意です。
室温が高いと、生クリームが温まってしまったり、空気中の水分を含んでしまいます。
そうなるといくら混ぜても泡立ちません。
理由④:賞味期限が近い
生クリームは添加物を使用していないので賞味期限が短いです。
未開封でもだいたい10日くらいです。
開封してしまうと一気に劣化が進むので泡立ちにくくなります。
理由⑤:泡立てるスピードが遅い
生クリームを泡だて器で作るには スピードがとても大事です。
ハンドミキサーがあれば、勝手に高速回転してくれるので簡単です。
しかし、普段から使わない方は持っていないことも多いですよね。
その場合は、泡だて器で頑張るしかないのですが、時間をかけてしまうとまぜてもいっこうに固まらないです。
生クリームも温まってしまうので腕が疲れるだけです。
理由⑥:泡だて器やボウルに水滴が残っている
生クリームはとてもデリケートです。
少しでも水や油分が混じると、生クリームの脂肪分と水が分離してしまいます。
これが固まらなくなる原因です。
生クリームを復活させる方法はあるの?水が入るとダメ?レモンで解決?

では、生クリームを再び泡立たせるにはどうしたらいいのでしょう。
もっと簡単に泡立つ方法などはないのか調べてみました。
生クリームを復活させる方法をみていきましょう。
復活させる方法①:ジャム
大さじ1~2杯分のジャムを加えてみてください。
ジャムに含まれる「ペクチン」という成分が、生クリームを固める役割を果たしてくれます。
ジャムを加えて泡立ててみると、あっという間に泡立ちますよ。
復活させる方法②:レモン
レモン汁を2~3滴加えてみるのも一つです。
生クリームのたんぱく質とレモンの酸が作用して、生クリームが固まりやすくなります。
泡立てる前に入れる方が失敗しないようです。
レモン汁を加えて生クリームを泡立ててみると、生クリームに重さを感じることができます。
また、少量のレモン汁なら味に変化はありません。
レモン汁の代わりに、酢を加えても効果はあります。
生クリーム100mlあたり小さじ1が目安です。
復活させる方法③:清潔な道具を使う
生クリームは油分も水分もNGです。
余計なものが混ざるのを防ぐことも大切です。
きれいに洗って、水分もしっかりふき取った道具を使いましょう。
泡立たない生クリームを再利用する方法は?
もったいないけど、捨てるしかないのかな?
泡立たなかった生クリームは、他のお菓子やそのままお料理などに使うこともできます。
簡単にできるものをピックアップしてみました。
いくつかご紹介していきますね。
コーヒーゼリー
コーヒーゼリーにかけて使えます。
生クリームを泡立てるときに砂糖を入れていると思います。
クリームがすでに甘いので、ブラックコーヒーのような苦めのコーヒーの方がちょうどいいかもしれないですね。
パウンドケーキ
パウンドケーキを作るときに、牛乳の代わりに生クリームを入れます。
そうすることでいつもより濃厚でしっとりとしたカステラのようなパウンドケーキが焼けます。
ただ、パウンドケーキって小麦粉やらなんやらで準備するものが多くて、計量も面倒臭いですよね。
ですが、ホットケーキミックスがあれば、そこに牛乳や卵を入れてオーブンで焼けばできちゃうんです。
思ったより簡単じゃないですか?
アイスクリーム
生クリームに牛乳と砂糖、バニラエッセンスを加えて冷凍します。
これで、アイスクリームのできあがりです。
生クリームを持ち運びする時の注意点は?
生クリームを持ち運ぶのにオススメの方法は以下の通りです。
- 密閉できるボトルに入れる
- 持ち歩き時間は短く
- 脂肪分が多い生クリームを使う
- 生クリームを途中まで泡立てておいて出掛ける直前に固く泡立てる
- 泡立てた生クリームを前日に冷凍にする
- ゼラチンを入れて泡立てる
ただ、やっぱり、味は落ちます…
上記でもお伝えしましたが、気温が高いとNGです。
できる限り冷えた状態をキープしましょう。
保冷材を入れてても、夏場は1時間以内、冬場でも3時間以内にとどめましょう。
失敗しない生クリームの泡立てる方法は?

生クリームを泡立てるのに失敗した時の対処法などいろいろと紹介してきましたが、まずは、泡立てることに失敗しないことですよね。
生クリームを泡立てるのに失敗しないために以下のことに気をつけましょう。
- 動物性の乳脂肪分が40%以上のものを選ぶ
- 室温は25度以下を保つ
- 生クリームを冷蔵庫で冷やしておく
- 泡立て器やボウルは水分と油分をふきとる
- 道具はステンレス性のものを使用
- 道具も冷やしておく
- ハンドミキサーを使う
なくても大丈夫です!
泡だて器でも疲れず混ぜるコツがあるみりますし、頑張る価値ありですよ。
泡立てるときも一回り大きなボウルに氷水を入れ、温度を上げないようにしましょう。
生クリームが泡立たない理由は?水が入るとダメ?レモンで解決?まとめ

今回は、「生クリームが泡立たない理由は?水が入るとダメ?レモンで解決?」について調べてみました。
それでは、まとめていきます。
まずは、生クリームが泡立たない、固まらない理由です。
- 植物性クリーム
- 乳脂肪分が35%以下
- 室温が高い
- 賞味期限が近い
- 混ぜるスピードが遅い
- 泡だて器やボウルに水滴が残っている
これらに注意すれば、うまくいきそうですね。
そして、生クリームが復活する方法は以下の通りです。
- ジャムを加える
- レモン汁を入れる
- 清潔な道具を使う
もし、これでうまくいかなかったとしても、コーヒーゼリーやアイスクリームなどアレンジがきくので心配ありませんよ。
あとは、ハンドミキサーを使うのも手だと思います。
のせるだけならスプレータイプのホイップクリームの方がラクですし、いいかもしれませんね。
お菓子作りをする時にはぜひ参考にしてみてください。