スポーツでも仕事でもプラス思考やポジティブという言葉はよく耳にします。
「何か失敗してもプラス思考に考えて行動しよう。」
「ポジティブ思考や前向きな人間は人生うまくいく。」
「そんなネガティブになるなよ。ポジティブに考えていけば、気持ちも楽になるよ。」
などですね。
とはいえプラス思考とポジティブ思考の違いはあるのでしょうか。
考え方で注意することはあるのでしょうか。
結局はどちらの考え方がいいのでしょうか。
それではみていきましょう。
プラス思考とポジティブ思考の違いは?結局どちらの思考が良いの?
結論:プラス思考
なぜプラス思考の方がオススメなのか理由をみていきます。
プラス思考とポジティブ思考。
よく使われる言葉ですが、まず2つの言葉を調べてみました。
プラス思考とポジティブ思考の意味
プラス思考
何事においても、きっとうまくいくさ、何とかなるものだなどと良い方向に考えが向くこと。特に、悪い状況の中でも前向きに考えること。物事を肯定的にとらえる考え方。⇔マイナス思考。
出典:コトバンク
ポジティブ思考(シンキング)
積極思考(せっきょくしこう、英: positive thinking ポジティブ・シンキング)は、なんでも前向きに物事を考えればそれは実現し、人生はうまくいく、という考え方、物事の良い面を見ようと努め、ポジティブな姿勢を保ち、「思考そのもの」を変えることで現実を変えることを目指す思考法である。
ほとんど同じような意味ですが、少しだけニュアンスが違います。
プラス思考の方は良いことも悪いこともまずは受け入れて、その後に肯定的に前向きにとらえています。
ポジティブ思考は物事を良い面だけみる事に努めて、無理やりにポジティブにするようなイメージでしょうか。
プラス思考とポジティブ思考の違い
わかりやすく極端な例を出します。
例えば
野球のピッチャーをしていて、カーブを投げて打者に打たれたとします。
【プラス思考の場合】
「カーブが打たれから、今度はストレートを投げてみよう。次こそは大丈夫だ。」というような1度失敗を受け入れて、次の行動を考え、前向きに行動していきます。
【ポジティブ思考の場合】
「俺は凄いカーブを投げるピッチャーだ。次こそは大丈夫だ。俺が打たれるはずはない。」またカーブを投げて打たれて、それでもカーブを投げ続けてしまうようなイメージです。
ポジティブ思考の注意点
よく自己啓発などにおいても「俺はできる」「絶対できる」「なんでもできる」と言い聞かせて、前向きにしていくようなアファメーションというポジティブ思考を取り入れた方法があります。
確かに効果はあるのですが、それを傾倒しすぎると危ない部分もあることも頭の隅に入れておいた方が良いです。
自己啓発の世界では思考は全て現実になると言われています。
ただ、科学的に証明はされておらず、そのような考え方に批判的な科学者もいます。
決して、ポジティブ思考を否定したいわけではありません。
僕自身も10年間、野球と格闘技をそれぞれ行ってました。
ネガティブ思考の人間で、「失敗したらどうしよう。」「エラーが怖い」「怒られるのが怖い」とマイナスばかりを考える人間でした。
アファメーションを行い、少しずつネガティブ思考を改善していった過去もあります。
ただ、ポジティブばかりに頼ってしまい、リスクやネガティブの方に目を向けずに失敗した経験もあります。
ですので、最悪のケースを考えたり、感情ではなく論理的に考えることも大切。
「ネガティブな部分も受け入れながら、前向きに肯定的に行動するプラス思考が大事。」
ということです。
余談として、プラス思考も日々の訓練を学びたいなら「自己肯定感向上トレーニング」を読めば改善されます。気になる方は見てみてください。
・楽観的になりすぎない
・ネガティブな部分に目をそむけない
・感情論だけではなく論理的に考える
頭のどこかにはリスクや最悪の自体も考えておき、結果を振り返る時は、個人的な感情を挟まずに具体的な数字で表して判断することも時には大切です。
上記3点さえ注意すれば前向きで肯定的な考え方がマイナスに働くことはなくなります。
プラス思考とポジティブ思考との違いは?結局どちらの思考が良いの?まとめ